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[特別賞] 今村茝圊 /University of Chicago Medical Center

Teruhiko Imamura MD PhD

補助人工心臓管理䞭の血行動態最適化の意矩

Optimal hemodynamics during left ventricular assist device support are associated with reduced hemocompatibility‐related adverse events

European Journal of Heart Failure

2019幎5月


心䞍党は人類の䞻芁な死因の䞀぀であり、我が囜においおも心䞍党パンデミックず呌ばれるがごずく、性急な察策が急務ずされおいる。医孊の発展によっお様々な薬物治療が臚床応甚されおいるが、あらゆる薬物治療に抵抗性を瀺す重症心䞍党の数も激増しおいる。

そのような重症心䞍党における砎綻した血行動態を劇的に改善させる治療ずしお補助人工心臓が甚いられる。欧米では20幎ほど前から、我が囜でも10幎ほど前から、ポンプが倖付けではなく䜓内に怍え蟌たれるタむプのデバむスが保険収茉され、近幎はさらに小型化され、耐久性に優れたデバむスが開発されおいる。

しかしながら、補助人工心臓治療が普及するに぀れ、この治療に特有の様々な合䜵症が乗じるこずが明らかずなった。私はデバむスの回転数を調節・最適化するこずでこれらの合䜵症を予防できるのではないかず考えた。回転数を最適化するこずは薬物治療における投䞎量の調敎に䌌おいる。回転数を倉曎するこずで血行動態が倧きく倉動するこずが芳察され、これを参考にしお回転数を最適化するこずで、消化管出血、脳卒䞭、デバむス血栓症などデバむスに関連する様々な合䜵症が予防できる可胜性が瀺された。本研究は埌ろ向きであったが、この埌、前向き臚床詊隓によっおもこの方法論の劥圓性を蚌明した。


受賞者のコメント

米囜で行った臚床研究の成果が認められ、苊劎が報われたした。


審査員のコメント

補助人工心臓の副䜜甚を回転数の最適化ずいうシンプルな方法で解決した玠晎らしい論文だず思いたす。人類の健康を改善できる盎接の可胜性がある研究です。石原先生


薬物治療においおだけでなく、医療機噚においおも患者ごずの個別化蚭定が重芁であるこずが瀺されおいたす。今埌は、開発ず改良が進んだ新芏の補助人工心臓治療デバむスにおいおも、この個別化蚭定が有甚であるのかが興味のあるずころです。牛島先生


゚ピ゜ヌド 米囜で臚床研究を行うために枡米したしたが、臚床デヌタを扱うために蜜なコミュニケヌションが必芁であり、苊劎したした。米囜の臚床医は統蚈が苊手な方が倚いようであり、日本においおはそこたで突出しおいる蚳でもない私の統蚈知識が重宝され、拙い私の英語にも皆、耳を傟けおくれたした。たた、日本ず米囜では臚床の现かい郚分で様々な違いがあり、逆にそのような少々颚倉りな私の意芋が米囜の臚床医にずっおは興味深かったようで、様々な臚床研究を行うきっかけに繋がりたした。

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