本論文は、JAK1のgain of function (GOF) 突然変異に着目し、様々な免疫、神経細胞解析技術やマウスモデルを駆使して、肺における炎症病態制御機構を解析しています。特に、神経細胞におけるJAK1の活性化が神経ペプチドの発現を誘導し、2型自然リンパ球を介したアレルギー応答を負に制御していることを明らかにしました。さらに、ウイルスベクターを用いてJAK1 GOF変異を神経細胞特異的に導入することで、肺における炎症病態を制御することに成功しており、新たな治療法の開発に繋がる重要な研究です。
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