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バイオステーション Bio-Station

ノミネート(SNS&Podcast
バイオステーション Bio-Station
所属 BJAN (Berkeley Japanese Academic Network)
概要
バイオステーションではSNS(X/Twitter)を用いて、生命科学の最新論文を解説する投稿を行うことで、生命科学の魅力をより幅広い層に届けています。現在までに2000報以上の論文を紹介しています。世界で活躍する研究者をゲストにお呼びして研究に込めた個人的な思いから、たくさんの苦労を乗り越えた研究のプロセスをお聞きするポッドキャストも運営しています。

受賞者のコメント
この度はこのような賞をいただき、大変光栄に思います。研究の魅力や科学の面白さを多くの人に伝えることができればと思い、広報活動を続けてきました。今回の受賞を励みに、今後もより多くの方に研究の楽しさを届けられるよう努めていきます。これまでご支援いただいた皆様に心から感謝いたします。 広報活動を始めたきっかけは、「研究の過程」そのものをもっと多くの人に知ってほしいと思ったことでした。研究の成果だけでなく、試行錯誤や発見の喜びを伝えることで、科学をより身近に感じてもらいたいと考えています。特に、バイオステーションポッドキャストを通じて研究者のリアルな声を届けられることにやりがいを感じています。続けてきて良かったと思うのは、「ゲストの研究に感銘を受けた」「モチベーションを高めるきっかけになった」といった声をいただいたときです。これからも研究の魅力や研究者の思考プロセスをより多くの人に伝え、次世代の研究者の刺激になれるよう努めていきます。

審査員のコメント

神経科学を中心としながらも幅広く生命科学の論文をきっかけとして、その研究の背後にあるプロセスに脚光を当てる発信を継続している。研究者の直接の語りの中から、研究だけでなくキャリア、海外生活など多様なドラマを引き出すやり取りは、研究を専門とするものの興味だけでなく、これから研究を志すものにとっても魅力的なものであり、科学イノベーションの草の根的なアウトリーチ活動として、極めて高く評価した。(足立審査員)



エピソード
1)現在の専門分野に進んだ理由を教えてください
私はもともと生物に興味がありましたが、特に「細胞の中でどのように分子が働いているのか」を知りたいと思ったことがきっかけで、今の分野に進みました。細胞の中では、まるで精密にデザインされた機械のように、たくさんのタンパク質が協力しながら働いています。そのしくみを解き明かすことができれば、新しい治療法や技術の開発につながるかもしれません。研究は大変なこともありますが、未知のことを少しずつ解明していく過程はとてもワクワクします。

2)広報活動を行う理由を教えてください。

研究は論文という成果だけで評価されがちですが、その過程には創造性や試行錯誤、偶然の発見といった重要な要素が詰まっています。私は、研究の「プロセス」そのものにも大きな価値があることを伝えたいと考えています。広報活動を通じて、科学をより開かれたものにし、次世代の研究者や科学に関心を持つ人々にとってのインスピレーションになればと思っています。


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